コラム
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#豆知識
【ナフサ】最近多い、◯◯ショック。
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― ナフサ高騰が、あなたの家に与える影響とは ―
「家づくりって、こんなに高いの??」

そう感じている方、決して気のせいではありません。
2026年現在、戸建て、リノベーションともに
これまでにないレベルでコストが上昇しています。
同じ値段でも10年前と今でグレードが変わるほどです。
その背景にあるのが、「原油高」と「円安」、そして
「ナフサ」の価格高騰です。
そもそもナフサとは何か、そしてなぜ家づくりの価格に
直結するのかをわかりやすく解説しながら、
家づくりを検討する人が取るべき判断についてお伝えします。
ナフサとは何か?住宅とどう関係するのか
ナフサとは、原油を精製する過程で得られる石油製品の一つで
「石油化学製品の原料」として使われています。
もう少しわかりやすく言うと、
プラスチックや合成樹脂を作るための元になる液体です。
実はこのナフサ、語源は紀元前18世紀からあり、
「地面から湧き出る燃える液体」という意味の「ナプトゥ」
からきている古い言葉なのだそうです。

そんなナフサ、我々の暮らしには成り立たないほど、
ほとんどの素材に使われています。
しかも実質約8割は中東依存です。
【家づくりでの例】
- 断熱材(発泡ウレタンなど)
- 塗料やシンナー
- 塩ビ配管
- 樹脂サッシ
- 防水材

こういったものはすべて、石油由来の製品です。
つまり、ナフサの価格が上がるとどうなるか。
答えはシンプルで
家づくりのコストが上がるということです。
そして家づくりの資材を運んでくる車等は
石油系の燃料で動いているので、
輸送コストも上がっています。
なぜ今、ナフサが高騰しているのか
ナフサの価格は、基本的に原油価格と連動します。
そして現在は、その原油価格自体が大きく上昇しています。

理由は複数あります。
まず一つが、世界的なエネルギー需要の回復。
コロナ禍を経て経済活動が戻り、
エネルギー消費が急増しました。
さらに、地政学的リスク。
中東やロシア情勢の影響で供給が不安定になり、
価格が押し上げられています。
そして日本にとって致命的なのが「円安」です。
原油はドルで取引されるため、円安になると
仕入れ価格はさらに上昇します。
このトリプルパンチによって、ナフサ価格は高止まり。
結果として、住宅資材全体にコスト増の波が広がっているのです。
実際にどれくらい上がっているのか
現場レベルで見ると、その影響はかなり深刻です。
例えば、
- 断熱材:約40〜50%の値上げ
- 塗料・シンナー:最大80%近い上昇
- 配管材・樹脂製品:広範囲で値上げ
加えて、木材価格の上昇(いわゆるウッドショック)や、
輸送コストの増加も重なっています。
結果として、費用は数十万円〜100万円以上増加するケースも
珍しくありません。数年前の感覚で予算を組むと、
オーバーしてしまう可能性が高いです。
見えないコストと資材不足
もう一つ見落とされがちなのが、「時間のコスト」です。
現在、住宅設備や建材の一部では、供給不足が続いています。
つまり、「モノが入ってこない」状態です。
これにより、
- キッチンやユニットバスの納期遅延
- 建材の入荷待ち
- 工事の一時ストップ

といった問題が発生しています。
結果として、工期は延び、仮住まい、
生活スケジュールにも影響が出ます。
外的要因ではありますが、お金だけではなく
時間とストレスも増加傾向にあるのが
今のお家づくりの現実です。
「待てば安くなる」は本当か?
ここで多くの人が考えるのが、
「今は高いから、少し待った方がいいのでは?」という判断です。
結論でいいます。
買える人がそのときの値段で買います。
下がるのを待つ人は自分の理想のお家に
住むことは難しいでしょう。

確かに相場は上下しますが、現在の状況を見る限り、
- 原油価格の不安定さ
- 円安の長期化
- 人手不足による人件費上昇
これらを考えると、
短期間で大きく下がる可能性は低いと考えるのが自然です。
「待つ=節約」ではなく、「待つ=コスト増」になる
可能性があるということです。
今、家づくりで取るべき戦略
では、この状況でどう動くべきか。
答えはシンプルです。
全部やろうとしない。優先順位を明確にする。
今は全部盛りではなく、必要なものを選ぶ時代です。
① 削ってはいけない部分に予算を使う
まず優先すべきは、生活の質と安全性に直結する部分。
- 耐震性能
- 断熱性能
- またはそれらの補強
ここはケチると後悔します。
ここにしっかり投資することで、
長期的なコスト削減につながります。
② 見た目やグレードは調整する
一方で、調整しやすいのが、
- キッチンや設備のグレード
- 内装デザイン
- 仕上げ材
ここは後から変えられる部分でもあります。
最初からフルスペックではなく、生活に合わせて
必要なければ引き算しましょう。
③ 信頼できる業者に早めに相談する

価格変動が激しい今、重要なのは「情報の鮮度」です。
資材の値動きや納期は、現場の人間が一番よく知っています。
複数のプランを比較しながら、現実的な選択をすることが重要です。
まとめ:今は「判断力」の時代
ナフサ高騰をはじめとする資材価格の上昇は、
しばらく続く可能性があります。
その中で重要なのは、
「やるか・やらないか」ではなく、
「どうやるのか」です。

優先順位を見極めれば、満足度の高いお家づくりを実現できます。
今は、贅沢を競う時代ではありません。
取捨選択を自分に落とし込む、判断力の時代です。
その判断を間違えないためにも、
正しい情報と現実的な視点を持つことが、
何より重要となるでしょう。
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家づくりは、一生に一度の大切な選択。
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