コラム

スタッフが建てた家｜vol.3 キッチンから暮らしを考えました。

家を建ててからというもの、気がつけば家にいる時間が増えていて、それがとても心地いいです。

お気に入りのウィスキーをちょっとずつ集めて、休み前の仕事終わりにはハイボールを片手にのんびり過ごすことも多いです。たぶん、以前よりインドア派になった気がします。

家づくりのときに、いちばん最初に考えたのは「キッチンをどうするか」。

わたしにとってキッチンは、作業するだけの場所じゃなくて、暮らしの中心。だから、家族との距離が遠くならないように、リビングやダイニングと物理的にも心理的にもつながっていたいと考えました。

どんな配置なら「ひとりでこもってる感じ」にならないか。どうすれば会話が自然に生まれるか。

結果的に、わたしたちの家のキッチンは、朝日も夕日も入る、いちばん景色のいい場所になりました。玄関の様子も見えるから、お互いの動きもなんとなくわかるし、包丁を握っていても「暮らしてる実感」があるんです。何より、キッチンに立つモチベーションがちゃんと上がるのがいい（笑）。

家の中のちょっとした設計が、毎日の会話や過ごし方に影響してくるんだなって改めて感じています。

“自分たちの暮らし”って、こういう積み重ねのことなのかもしれません。

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