コラム
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#お金のこと
【そのカタチには理由がある】モノのデザインから考える、後悔しない家づくり
家づくりを考え始めると、たくさんの「選択」に出会います。
キッチンはどんな形がいいのか。
窓は大きい方がいいのか。
収納は多い方がいいのか。
トイレはタンクレスの方がいいのか——。
住宅展示場やカタログを見ていると、
つい「見た目」や「新しさ」に心が惹かれますよね。
そして、ふとこう思うことはありませんか?
「こうすればもっと便利なのに。」
「私だったら、こういう形にするのに。」

日常の中でも、そんなふうに感じる瞬間は意外とあります。
なぜこの形なんだろう。
なぜもっとスマートじゃないんだろう。
もっと洗練されたものにすればいいのに。
でも、その少し不便に見える形には、
もしかするとちゃんと理由があるのかもしれません。
今回はそんな「モノの形」について、
身近な設備を例にしながら考えてみたいと思います。
1. そのカタチには意味がある
少し具体的な話をします。
これは私自身の体験なのですが、
自宅のトイレは昔ながらのタンク付きトイレです。
皆さんもよく見かける、あの背中に水のタンクがついているタイプですね。
ずっと使っているので特に不便は感じていませんでした。
でもある日、ふと思ったんです。
「このタンク、ちょっと邪魔じゃない?」

気になり始めると、不思議なもので、
急にその存在感が大きく感じるんですよね。
空間に圧迫感がある気がする。
もっとスッキリしていたらいいのに。
一方で、商業施設や新築モデルハウスに行くと、
スタイリッシュなタンクレストイレが設置されていることがあります。
凹凸が少なく、すっきりしていて、
見た目も洗練されていて、どこか高級感がある。
「やっぱりこれ、いいな。」
「全部こうなればいいのに。」
そう思ったことがありました。
でも、あるとき気づいたんです。
タンク式トイレのタンクって、
ただ古いから残っているわけではないのでは?
ちゃんと理由があって
今もなお選ばれ続けている。
つまり、
そこ(タンク)には「意味がある」ということです。
2. 「高価」=「暮らしやすい」ではない
まず結論から言うと、
価格だけを見ればタンクレストイレの方が高価です。
デザイン性が高く、最新機能も多く、
見た目にも満足感があります。

では、それがそのまま
「暮らしやすさ」につながるのでしょうか?
実は、必ずしもそうではありません。
ここが家づくりで意外と見落とされるポイントです。
タンク式トイレのメリット
一見すると少し古く見えるタンク式ですが、
実はメリットがたくさんあります。
本体価格が比較的安い
まず大きいのは価格です。
設備費用を抑えられるので、
そのぶん他の部分に予算を回すことができます。
手洗いがついている
タンクの上に手洗いがついているタイプなら、
別で洗面スペースを設けなくても済みます。
意外と便利ですよね。
水圧に左右されにくい
高層階や水圧の弱い地域でも使いやすいのは大きな利点。
タンクに水をためて一気に流す構造なので、
安定して使用できます。
つまりにくい
これ、地味ですがかなり重要です。
日常での安心感が違います。
停電や断水時にも比較的使いやすい
タンクに水が残っていれば、
一度だけなら流せる場合があります。
災害時の備えとしては、これも安心材料です。
修理費用を抑えやすい
便座だけ交換。
ウォシュレットだけ交換。
こういった部分修理ができるのも魅力です。
長く使うほど、このありがたさが効いてきます。
タンク式のデメリット
もちろん欠点もあります。
・凹凸が多く掃除しにくい
・タンクに水がたまるまで連続で流せない
・空間に少し圧迫感がある
このあたりは気になる人も多いでしょう。
タンクレストイレの魅力

では、タンクレスはどうでしょう。
こちらの最大の魅力は、やはりデザイン性です。
スッキリしていて掃除しやすい。
空間も広く感じる。
見た目が美しい。
住宅展示場で見ると、
「これにしたい」と思う気持ちはよくわかります。
さらに、
・節水性能が高い
・連続して流せる
・最新機能が豊富
といったメリットもあります。
タンクレスの弱点とは?
タンクレスにも弱点はあります。
例えば、
一体型ゆえに修理が高額になりやすい。
便座だけ交換、ということが難しく、
故障した場合は全体交換になるケースもあります。
また、
水圧が弱い場所では設置条件がある場合も。
デザイン性だけで選ぶと、
あとで「思っていたのと違った」となることもあります。
3. 「見た目」より「納得」で選ぶ
ここで伝えたいのは、
「タンク式が良い」ということではありません。
もちろん、
タンクレスがぴったりなご家庭もたくさんあります。
言いたいのは、
高いから良いではなく、
自分たちに合っているかで選ぶことが大切。
ということです。
これはトイレだけではありません。
キッチンも床材も
窓の形も外壁も、
「なんでこの形なんだろう?」
そう思ったときこそ、
その理由を知るチャンスです。
その形には、
・使いやすさ
・耐久性
・安全性
・コスト
・メンテナンス性
さまざまな意味が込められています。
形には、積み重ねられた理由がある
少し余談ですが、
トイレの便器がなぜ陶器でできているかというと
・複雑な形を作りやすい
・汚れがつきにくい
・衛生状態を保ちやすい
という、素材としての優秀さがあるからのようです。
なんとなく当たり前に見ているものにも、
ちゃんと意味があるんですね。
家づくりも同じで、今ある形には、
たくさんの試行錯誤の結果があります。
まとめ:意味を知ると、選び方が変わる

家づくりでは、どうしても
「新しいもの」
「人気のもの」
「高級なもの」
に目が向きがちです。
もちろん、それが悪いわけではありません。
ただ設備をおすすめするのではなく、
その形にどんな意味があるのか。
そこまで含めてお伝えしたいと思っています。
選ぶ理由に納得できること。
それこそが、心地よく暮らせる家づくりの第一歩です。
「なんとなく」で決める前に、
ぜひ一度、その形の意味まで一緒に考えてみませんか。
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