コラム
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#その他
【箸休めコラム】パ。ーパソコンの名前についてー
「パソコン買おうかな。」
「パソコンで調べてみよう。」
「PCの調子が悪い。」

私たちは当たり前に「パソコン」という言葉を使っています。
でも、言葉の意味をふと考えてみたら
それは「パーソナルコンピュータ」の略で、
わざわざ「パーソナル」という言葉がついています。
さて、勘のいい皆様ならもうお分かりかと思います。
この言葉にはロマンがあります。
なぜなら時代の変化がそのまま残っているからです。

「パーソナル」が特別だった時代
今では、一人一台パソコンを持つことは
なにも珍しいことではありません。

しかし、1970年代から1980年代頃までは、
コンピュータは企業や大学、研究機関などに
設置された大型の機械でした。
一台のコンピュータを何人、何十人という人たちで
共有して使うのが当たり前だったのです。
そんな時代に登場したのが
一人で、自由に使えるコンピュータ。
それまでの常識を覆す存在だったため、
「Personal Computer(パーソナルコンピュータ)」という
名前が付けられました。

つまり、「個人用」であること自体が、大きな価値だったのです。
今では「パーソナル」が当たり前
現在ではパソコンだけでなく、スマートフォンや
タブレットがあり、当たり前に一人一台が持っています。
つまり、「パーソナル」であることは、もう特別ではありません。
それでも私たちは今も「パソコン」と呼び続けています。
言葉だけが、その時代の名残として残っているのです。

言葉には、その時代の価値観が残る
実は、こうした言葉は他にもたくさんあります。

写メ送って、の「写メ」は
メールが当たり前だった時代の画像添付ですし、
よく考えれば「テレビ」も、放送を見るだけではなく、
YouTubeや映画配信サービスを楽しむ機械へと変化しています。
今となっては、本来の性能に絡んでくる「チャンネル」「番組」
という言葉はあまり使っていないのではないでしょうか。
でも、名前は変わりません。
人は、新しいものが登場すると最初は特徴を名前にします。
しかし、その特徴が当たり前になると、名前だけが残るのです。
当時の最先端は、いつか普通になる
今、最先端と呼ばれているものも、10年後には
「普通」になっていると思うと感慨深いですね。
AI、電気自動車、自動運転、スマートホーム…。
今は「すごい技術」と感じるものでも、
未来ではそれが当たり前になり、
名前だけが昔の価値観を残している可能性があります。
スマホもスマート(賢い)なことはもう当たり前ですから
いっそ逆に超絶バカなバカフォンとかあったら
名前の意味があるななんて考えたりします。
(相対的に電話しか機能がない、はある意味バカフォンかも)

自動運転においても、未来では当たり前なら
未来人は
「いちいち自動ってつけんでも自動やん...
ってことは昔は手動で運転してたってこと?こわっ」
とか言うのかもしれませんね。
「パソコン」という言葉は、そんな時代の移り変わりを
静かに教えてくれています。
普段何気なく使っている言葉の中にも、その時代の常識や
人々の驚きが閉じ込められているのです。
次に「パソコン」という言葉を口にしたとき、
少しだけ昔の人たちが感じた
「一人でコンピュータを使える」という感動を
思い浮かべてみると、言葉が
少し違って見えるかもしれません。
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